
私のバイブル書。
同じ物のようですが、一冊は路線図、一冊は路線図を塗りつぶしたり書き込んだりできるいわゆる「白地図」のようなものです。
時間があれば、この本を眺めて思いを巡らせています。
2018年に地図帳、2019年に地図ノートを購入しています。
それ以前は、一体何で旅計画をしていたのか、時刻表であったり、ネットの地図であったり。書き込みは正縮尺版では簡易なものでした。

2018年、北海道の南岸を走る日高本線は苫小牧駅から襟裳岬手前の「様似」まで146.5キロの路線として伸びています。

現在のJR北海道の路線図。
日高本線は鵡川駅まで30.5キロの路線となりました。
2015年の高波による土砂流出の影響による運休、その後も台風などにより部分開通を繰り返しながらも廃線となり、2015年以降一度も様似駅まで鉄路が通じる事はありませんでした。
路線図を眺めながら、一度も乗車できなかった路線。もう乗車する事の出来ない路線。
せめて、鉄道代行バスが走っていた時に無理してでも乗車していたら各駅を感じ事が出来たのに、今は各駅経由ではなく、主要地がバス停となっているようです。
日高本線は、1909年(明治42年)王子製紙苫小牧工場で使用するパルプ原料の木材を輸送するために、三井物産が苫小牧 - 鵡川間に専用馬車鉄道を敷設したのがはじまりです。
計画では、襟裳岬を回って広尾を経て帯広まで結ぶこととされ、帯広側では広尾線が広尾駅まで開業していたが、広尾線は1987年(昭和62年)に廃線になっています。
完成していれば北海道の鉄道網は壮大なものとなっていた事でしょう。
(2022年6月15日訪問)


苫小牧名物だという「ホッキカレー」
事前に調べていたわけではなく、駅構内でご当地名物らしきをみつけたからです。
ホッキは、ホッキ貝の事で苫小牧ではポピュラーな
食材なのだそうです。
お味? カレーにしてしまうとホッキ貝本来の味がわからなくなってしまいます。単体で頂いた方が良かったですね。
カレーはやっぱりお肉がいい?


(2022年6月15日訪問)
たくろうファンの私が「苫小牧」と聞けば “苫小牧発仙台行フェリー”という歌詞がある「落葉」
苫小牧発仙台行フェリー乗場に行きたいと思ったけれど、歩くには遠い距離、かつバスの連絡もよくない、と諦めたのですが、約2時間も乗り継ぎ時間があったので、タクシーででも行けば良かったと、今更後悔。
二度と訪れる機会がないような場所では、タクシーを使う事を惜しんではいけません。
駅前にも、これと言って面白いものが見つからず、さりげなく地図を見ていたら 「王子軽便鉄道」の文字が飛び込んできました。


王子製紙苫小牧工場から支笏湖まで走っていた王子製紙軽便鉄道は千歳発電所をつくるために敷かれてものでした。
1951年(昭和26年) 廃線です。
機関車




貴賓車
昭和天皇が発電所を視察される時に客車を作りかえたものです。


「王子軽便鉄道」で検索すると多くのサイトが出てきます。
王子軽便鉄道ミュージアムもありますが、最寄り駅からは少し遠いようです。
(2022年6月15日訪問)



1982年(昭和58年) 新駅舎完成。
国鉄末期の駅舎らしい雰囲気が醸し出されています。
(2022年6月15日訪問)


森駅からは、特急で、函館本線で長万部駅まで、室蘭本線で苫小牧駅まで向かいます。
(2022年6月15日訪問)

森駅と言えば、「いかめし」
駅前と言っても、それなりの距離があるかと思っていたら、駅を出てすぐそこ。
これなら途中下車しても手に入れる事が出来るのですが、残念ながら営業は9時からです。


駅にも丁寧な貼紙がありました。

駅前を通る道路は道道1028号森砂原線です。

(2022年6月15日訪問)


朱の屋根飾り部分だけが、駅舎だと思って写真を撮りましたが、朱の部分は駅中心部分です。