
家城駅から、30分。伊勢奥津駅に到着です。
2009年10月の台風被害の後、家城駅から伊勢奥津駅まではバス代行運転が長らく続いていたのですが、4ヵ月前 6年半ぶりに復旧。
鉄道ファンと思われる方が多く乗車されていました。


この先 名張までを結ぶ予定だっから「名松線」
「車止め」の存在は、まだまだこれから延伸される心意気なのか、「志」の証を残したいのか、せつなさを感じます。
家城駅から数分 国道15号沿に、「レストランすわ」があります。
事前にマップで調べてはいたものの、営業日、お店の雰囲気まではわかりません。
営業してなかったらしてなかったでいい。ローカル線の旅でお昼抜きになることは、よくあることです。

立派なレストランでした。
何台かの車も泊っています。
日曜日のお昼時、家族連れも何組かおられました。

メニュー一番上の「すわランチ」
お値段も丁度中間位。


懐かしい雰囲気なのは、サラダの盛り方、一枚のハム。パセリ。 まん丸の白いお皿。
カリッとしたトンカツはとてもおいしかったです。


ローカル線。タブレット交換。古い駅舎。昭和の時代を自然に感じさせてくれる町風景。 そしておいしいランチ。
幸せ時間でした。
駅があったから町が栄えたのか、町が栄えていたから駅が出来たのか。
「卵が先か、鶏が先か」
きっと、人の集まる駅前にお店がたくさんできたのでしょう。
日曜日のお昼どき。
お休みなのか、もうお商売をされていないのかわからないお店も多くありました。

お店が三軒並んでいたようです。



カバン、はきものの西川さんは、かろうじてお商売をされているようです。「売り切れごめん」かなぁ。。

同じ屋根の下の精肉屋さんはもう閉店されたようです。

家城駅からは、そう広くない真っすぐな道が伸びています。

大きな桜の木の下に目をやれば、田んぼが盛り土され台座になっている、さらに石垣のある少し高い場所があります。
城跡でしょうか、神社があったのでしょうか。


さらな少し歩けば、常夜灯。ここは伊勢神宮へ続く街道だったそうです。
なるほど、道幅といい、くねり方といい。。それらしきがあちこちに感じられます。

用水路の設備を見る事も出来ました。
「家城駅」
列車交換駅

道路の突き当り。大きな木の向こうにある「家城駅」

三重県の松坂と名張を結ぶ計画であった「名松線」
全線非電化、単線 43.5キロ。
2009年10月の台風被害で家城駅~伊勢奥津駅まではバス代行運転となっていました。
日帰りで行ける距離のため、いつでも行けると思っていた私にとっては不測の事態。もしかすると、このまま廃線になってしまうのかもしれないと心配していたものでした。
2016年3月。 6年半の歳月を経て、全線運転再開。
やっと訪れる時がやってきました。
2時間に1本のダイヤ。11時33分乗車。



青春18切符が始まったばかりの、7月24日。
この時間の車内は、ゆったりとしていました。
のどかな田園風景が続きます。




列車交換駅。
駅員さんが、運転士さんからタブレットを受け取られました。


あれ? そのまま松阪方向への列車の運転士さんに手渡されるのかと思いきや一旦、駅舎に戻られました。


暫くして、先ほどのタブレットを受け取り、構内蕗切を通り、松阪方向への列車の運転士さんへと渡されました。



約2時間半後。
先に入線してくる、松坂方面行の列車を待ち、タブレットを受け取られます。



伊勢奥津駅行を迎えられます。
この時は、私自身が列車に乗車するので、駅員さんがタブレットを手にしておられるのかどうか、カメラでうまくとらえられていないし、どのようなタブレット交換だったのかわかりませんでした。

画像からは、伊勢奥津~家城 家城~松阪のタブレットの色が違っているのはわかるのですが、どうやら駅員さんが、駅舎でタブレットを交換して、運転士さんに渡しておられるようです。
いまさらながら、折角乗車したのに、もっと鋭い目で観察すれば良かったと思っています。
亀山駅から50分弱で松阪駅に到着です。


近鉄線との共用駅です。
都市部の私鉄についてはあまり知らないのですが、近鉄はJRとの共用駅が特に多いように思います。


草津線~柘植駅~亀山駅とのどかな路線に揺られて来た、目に「特急」 「名古屋」「難波」の文字は、突如 明るい場所に来たような感覚です。
大津在住の者が、草津線に乗車すると言うことは、静かな場所へと体をゆだねるような伸びきった思いがあるのです。
あれ、またここから都会へつながっているんだと、不思議。
近鉄側の駅舎へと足を運んでみました。





「一升びん」「一升びん」って、お酒好きの人にとってはたまらない固有名詞でしょ。
インパクトのあるお店の名前だと写真を撮ったのですが、この後 何回か三重県へと足を運ぶと、三重のチェーン店である事に気づきました。
伊勢神宮の近くにもありました。
JR側に出てみました。


二度目の訪問ですが、この国鉄らしさ漂う駅舎が好きです。 昭和37年完成と聞くと、なるほど。。。と納得です。

JR東海は、まだまだkioskが健在で、さらに昭和感を盛り上げてくれます。
「汽笛亭」という名前の、おうどん屋さん。
ホーム側から。

待合所側から。




JR駅舎裏側と、ホーム上奥。

2008年訪問記 ⇒ JR紀勢本線 「松阪駅」
亀山駅前は大きな広場があり、その前にかつての繁栄を感じる旅館やお店が並んでいました。
「かつて」。。 「鉄道が全盛だったころは多くの人が行きかう町だったけれど、何年か前から人の波が他へ移ってしまった」
それを顕著に感じる風景が駅前に広がっているのでてす。

駅真正面。


JR西日本と、JR東海の境界線にある「亀山駅」
オレンジの屋根が綺麗で洋風の雰囲気の駅舎です。


2016年夏。
「この夏は、名松線と三江線に乗ろう」と思って
青春18切符を購入しました。
いずれも、自然災害を乗り越え再び全線開通へとよみがえったローカル路線。
名松線は、4ヵ月前の3月に開通したばかり。
日帰りで十分ですが、途中の乗継駅もきちんと訪問しようと思いました。