翌日8時19分に松山駅を後にしました。
普通列車を乗り継いでの帰路も楽しみのひとつ。
海が綺麗。
田園風景が広がる。。
マネキンを使った案山子がちょっと奇妙だったり。。。
へぇ~ ここから石鎚山に行けるんだなぁ。
アンパンマン列車にすれ違ったり。。
そしていよいよ瀬戸大橋。
この電車の上を車が走っています。
四国へ渡ったのは今回が二度目。
一度目は家族旅行。宇高連絡線で渡ったかすかな記憶。
二度目は友達と三宮から鳴門への高速船で。
いつの間にか、本州と四国を結ぶ橋が出来ていたんですね。
本州へ戻ってから、宇高連絡線の発着地だった「宇野」が終点の宇部線を往復。
播州赤穂線を経由して自宅に帰りついたのは19時でした。
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「青春18切符 松山の旅」についての記事はやっとこさ、これで終わりです。
ずっと読んでくださっていた方、たまに見てくださっていた方 ありがとうございます。
結局 半月「松山の話」していました。
JR松山駅では
「アンパンマン列車」を何度も見かけました。
走っている範囲もかなり広く、本数も多く、特急列車に限らず普通列車にも「アンパンマン列車」があるようです。
愛媛県庁
1929年(昭和4年)竣工
木子七郎設計
(全体像を撮るため、もう少し移動すればよかったのですが、暑くて近景となってしまいました。)
旧湯築尋常小学校校舎
1907年(明治40年)建築
一階は職員室
二階は講堂
既に大正12年に移転され、再利用されていたとは嬉しいことです。
電車の中から、見えたこの建物が気になって、引きかえしたのですが、いい建物と出会えて良かったです。
道後温泉本館で温泉につかるには4つのコースがあります。迷ってしまいますねぇ。。
ここは庶民らしく、ちょっとだけ贅沢に。。
浴衣を貸してもらって、二階で休憩の出来るコースにしました。
二階への通路。
そして温泉への階段。
湯上りには、浴衣を着て、二階のお休み処へ。
お茶とお煎餅を出してくださいます。
こんな感じの場所でそれぞれに座ってお茶を飲みながら、ほてった体をしずめます。
冷房はありませんが、開け放った窓からは夕暮れの風が風鈴を揺らして、心地よい時間をつくってくれます。
道後温泉は、日本書紀にも登場するわが国最古の温泉です。
また 日本でひとつ、温泉が楽しめる国の重要文化財が
「「道後温泉本館」伊予鉄道「道後温泉駅」から歩いて2分。
その重厚な建物は、「日本らしい風情」 そのものです。
市内線を
「坊ちゃん列車」が走っています。
伊予鉄道開業から間も無い頃(明治21年)から67年間にわたり黒煙をもくもくと出しながら、最大で18台で地域と地域を結び、松山市民の足として活躍していた蒸気機関車を復元させたもの。
路面を蒸気機関車が走る姿。見てみたかったなぁ。
一日に数本が運転されているようですが、この日は運行休止が多く走行風景を見たのは、電車の中から一度だけ。
そして、乗ったのも一度だけ。
ただ、混んでいて乗ってしまうと風景が見えず、冷房もなく暑く、走行している姿をおっかけた方がよかったと思っています。
松山市駅での方向転換風景です。
伊予鉄道市内線。
すれ違いは、こんなに間近です。
すぐ目の前を人が横断する。
こんな風に二つの進路にわかれていたりもします。
親しみを感じるのは車体全体が見えてるからかな。
一六タルトの広告が可愛い。
夜の姿。
線路交差部分でのすれ違い。
郊外線の連結した電車が市内線を走るとき、駅は一両分しかないのにどうるんでしょ?
町に路面電車が走る。。。
松山市内路面電車区間で最初に乗った電車が、古い車輌。
小さい頃乗った京都市電のような雰囲気。
真ん中の扉から二段ほどあがって車内に入ります。
こじんまりとした車内。
まるみを帯びた車内。
木の床。
天井のところの丸いものは、もしかして扇風機の名残?
夏の電車は扇風機が360度回っていたなぁ。
運転席もの窓も丸くって。。優しい感じ。
そう。昔は何もが丸かったんですよね。
伊予鉄道市内線路面電車区間を走っている車輌は大きくわけると、超低床車輌と、古き良き時代から車輌の二種類。
私の今回の一番の目的は この古き良き時代の車輌を見ることでした。
。
それぞれ微妙に違っていて、各地の路面電車を再利用されているもの、伊予鉄道オリジナルのものがあるようです。
京都市電はどれかな? と調べて見ましたが、この中にはないように思います。
塗装が伊予鉄色に統一されているのが少し残念でした。
伊予鉄道市内線路面電車部分、城南線の終着駅は「道後温泉駅」です。
松山ではこの「道後温泉駅」行 の電車を一番よく見かけたような気がします。
伊予鉄道市内線は路面電車となっています。
古い車輌、新しい車輌がすれ違う姿はなかなか面白いものです。
超低床車輌もたくさん走っています。
そしてその車輌の上部に書かれている言葉。
そう。。 そうなのよね。。と納得する言葉、 あっそうだったね。。とふと我に返らせてくれる言葉。
町にこんな言葉を掲げた電車が走っていると、心癒させれます。
東京ラブストーリのロケ地となった「梅津寺駅」は高浜線終着駅のひとつ手前の駅でした。
そのまま反対方向に乗換なし1時間弱で到着するのが横河原線終着駅「横河原駅」
「四国」と言うと暑いイメージがありますが、意外にカラッとしています。
それでも 目につくのは冷たいものばっかり。
固いアイスキャンディーの
食感と冷たさが、汗をかいた体においしかったです。
変り種ソフトクリーム大好き、柑橘系大好き。
伊予柑の香りと、甘さがあっさりと組み合わさっていました。
ホテルへ帰るための伊予鉄道の中から見えた「ICHIROKU」 「SWEET」のネオン。
あの「一六タルト」のカフェ?
部屋に戻ってからも気になります。歩いてもそんなに遠くないやん。
やっぱり中に入ってみよう、せっかくやん。。
とは言え、お腹いっぱいだったもんで注文したのは「柚子ジュース」
柚子の香りが大好きなんですもん。
「一六」と言えば「一六タルト」
四国特産の生柚子の香りと最高級の白双糖のまろやかな甘さで独特の餡をつくり、よりおいしく仕上げました。 (商品紹介文)
これも私の好きな和菓子のひとつです。
<一六本舗>
昨日、紹介しました「海の見える駅」→「梅津寺駅」(ばいしんじえき) は「東京ラブストーリー」で使われた駅でした。
テレビはあまり見ない、トレンディドラマも殆ど見ない私ですが、当時「小田和正さん」の大ファンだった私は「東京ラブストーリー」だけは毎回かかさず、録画しながら見ていました。
四国の駅でリカがハンカチをくくる場面はもう終盤近かったですね。
どこの駅で降りようかなぁと検索するうち、この「梅津寺駅」がそのロケ地であることを知りました。
あの海が瀬戸内海であった事は、意外でした。
さすが、気持のいい駅。。 さわやかな駅でした。
伊予鉄道「三津駅」から「梅津寺駅」へ。
そこは海の見える駅。。
海岸を散策中、「海の家」の「氷」の文字に、目がとまり ここでちょっと休憩。。
さらさらのレモン味の氷がおいしかったぁ~
夏の終わりを感じる海。
こんな場所で一人 氷を
食べてる時間が幸せ。
伊予鉄道株式会社は、愛媛県で松山市を中心に鉄道・路面電車と中予地方をエリアとする路線バス・貸切バスを運営する会社。地元では伊予鉄(いよてつ)の愛称で親しまれている。
今回 松山に行ったのは この伊予鉄道の路面電車を見て乗るのが一番の目的。
その伊予鉄道の郊外電車部分にも素晴らしい駅がある事を知り、JR伊予和気駅から北へ10分ばかり歩いたところにある、伊予鉄道「三津駅」から 伊予鉄道に乗りました。
この「三津駅」。。 これがまたたまらなく素晴らしい。
(駅北側)
海を見た後、また南へと歩いている途中、雑草の中の「洋館」と出会いました。
何? 何?
人の気配がありません。
硝子窓も割れています。
「廃墟好き」でもある私は、たまらなく最高の建物に出会った事に焦りました。
ちゃんと見よう。ちゃんと写真撮ろう。。
その結果が「白とび」です。
なんと言う失敗をしてしまったのでしょ。
検索をすると、もう8年以上も前から人の気配はなかったようです。
私にとっては 壊されずに残っていることが嬉しい。
いつまでもこのまま残ってくれることを望みます。
検索で見せてもらった画像が えらくすっきり綺麗な角度で撮れているのに、私の画像が部分的なものになってしまう理由。
それはこの建物左側が駐車場として空地になっていた場所に建物が建ってしまっているからでした。
この建物だけは このまま残っていて欲しい。。
「三津浜商店街」と言うのでしょうか。
JR伊予和気駅から北へ、伊予鉄道「三津浜駅」を越えさらに北へと歩くと、細い道路があり両脇に昔ながらのお店が並んでいます。
ここは元旅館?
懐かしい雰囲気のお店の前に子供のビニールプール。
なんとものどか。。
これはいつなんのために使うのでしょ?
ここは、「旗屋」さん。
旗を作っておられる様子が、奥に見えます。
ファサード保存。二階部分を残してくださったんですね。
えっ? なんて?
本屋さんだったみたいです。
角の「ご馳走屋」さん。 ん~ お昼時なら入ってみたかったけどなぁ。
このお店は「龍野」に似合うなぁ。
「油櫓船」 海のない土地に住んでいる私には 珍しい響き。。
さらに暫く歩くと海。。
ここは瀬戸内海。。。