

駅前の小さなスーパー。
学校へ行く前にパンを買う?
仕事帰りにちよっとした食材を買う?
それとも、町の人々はみなさんここに来ていたのでしょうか?
閉店して何年になるのでしょう?
壁にはげてしまったシキシマパンの看板があるなと思っていたら、

プラスチィック看板は落ちていました。

華やかな観光地より、さりげない風景。

吉野での滞在時間は長く取っていました。
珍しく、ゆっくりお昼御飯を
食べる時間があり、何を
食べようか行ったり来たり。
観光シーズンではないから開いているお店は少ないものの、
食べるところには困りません。
目に留まったのは「葛うどん」
「うどん」というより、冷麦のように細い麺ですが、つるっとしたのどごしでした。
小鉢の、葛豆腐は、弾力がありもっと
食べたいくらいでした。

坂の途中の小さな、静かなお店。



お品書と一緒に置かれていた桜マップ。
この時はまだ桜の季節には早かったけれど、吉野をイメージできました。
吉野山駅でケーブルを降りるとお土産屋さんが並ぶ、緩やかな坂道。
一帯は下千本と呼ばれるあたりです。




吉野と言えば「吉野葛」


陀羅尼助(だらにすけ)とは、昔から伝わる胃腸薬ですが、古くは吉野に製造所があってお土産物となっていたそうで、今に伝わっています。 界隈にも何軒かあるのですが、薄暗店内に、生薬のようなものが並べられ、お薬のにおいがしています。
いかにもよく効きそうです。


中千本に入るあたりで見つけました。
旧家か、昔からの工場か作業所だと思ったのですが、帰ってから調べると、旅館だそうです。
何故か情報が極めて少ないのですが、皇族や文豪も宿泊されたことがあるというお宿。
桜の眺めが最高だそうです。



お土産屋さんで吉野を感じ、桜で春の吉野を感じる。。
でも桜満開の季節はたくさんの人です。。。

「吉野」と聞いて、思いつくのは「桜」
でもそれだけじゃない。。吉野駅に到着するまでに下車したいくつかの駅も「吉野郡」であり自然に恵まれのどかな風景を目にして来ました。
吉野駅で下車して、お花見処である整備された坂道を歩いているといくつかのお寺に出会います。
どこか宗教的なものを感じる山。
それは、吉野山が大峰山を経て熊野三山へ続く山岳霊場・修行道大峯奥駈道の北端であるからです。



ケーブルを降りて、しばらくするとすぐにこの黒門をくぐることになり、ここからが 聖地吉野山 だと身が引き締まるのです。
細い坂道を5分ほど歩けば、眼前の立派な山門が立ちはだかります。

修復工事中とあれば、この下をもぐる事は躊躇されます。

反対側のこっちの方が、足を運びやすいでしょ?


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下市口駅からの下り坂の商店街を歩いていると、ふと真っ暗の路地を感じ、覗き込むとそこにはアーケード商店街。




ここは、日曜だから閉まってるんじゃない。もう何年も動きがないんだなぁと。。わかります。
「テーラークワヤマ」さんは、だけは近年まで営業していたから看板が綺麗なのなぁ。

マーケットはL字になっていて、反対側の入口はこちらでした。



突当たりの赤いビニール屋根のお菓子屋さんが、この一角を明るくしています。
「お菓子」が子供達の一番の楽しみだった頃、10円玉握り締めて奥へと走った人達は今は?




タイムトンネルのような世界。
あー また思いがけず、いいものに出会った~~。
もう使われなくなってしまった薄暗い商店街。
こんな場所を足を踏み入れるときの、胸の高鳴りったら。。どうしようもありません。。
下市口駅は 南の黒滝村、天川村へのバスが発着しています。
これは、旧の待合所、切符売場でしょうか?
今日は、日曜日です。。。
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駅前の踏切からはどちらへ歩こうか、山手へは


旅館もあって、なかなかいい感じの上り坂が続いています。
吉野口駅前をぶらりと歩いてます。

自然なカーブと、瓦屋根の歴史ありそうな建物を見ると、この町は、「きっといい感じ」なんだろうと。。胸高鳴ります。



のどかな風景に線路が寄添っている。。
いいなあ。。


「フトルミン」
今、こんなネーミングの乳酸菌飲料があっても、殆どの人は、ちょっと敬遠してしまうでしょう。
でも、このフトルミンが全盛期の頃は、虚弱体質、栄養失調 などの言葉があてはまる人が多く、きっと高価であっただろうこの飲料が憧れだったのだろうと思います。

喜多芳次郎さんが興した「長寿会細菌研究所」の社屋は、大正14年に完成。
健康飲料のフトルミンを各地に出荷していた。工場ではイースト菌やシイタケ菌、バターのほか、一時期パンも製造していた。昭和20年に法人化とともに社名を「奈良食品工学研究所」に改名。昭和55年に休業しすべての製造が止まる。。。。
工場は設備・配線 そのまま30年。。「時間が止まった」と言葉があまりにも似合う姿の建物をお孫さんが再生されました。



四棟のうち一棟が「工場跡事務室 喫茶店」

「ほうじ茶セット」
近代建築好きの仲間と過ごすこんな時間は、ささやかでも、幸せ時間。。
こんな時間だけは見失わずに生きていきたいなぁと思います。。
撮影禁止のため、多くを皆さんにお伝えすることはできませんが、ここは是非行ってみてください。。
夕暮れ時の、落ち着かない時間の訪問だったので、私も近々再訪したいと思っています。
営業日は公式サイトでご確認ください。
公式サイト →
工場跡">工場跡
「仏女ブロガーの旅」 長らくおつきあい、頂きありがとうございました♪
生まれ育った滋賀再発見のいい旅となりました。。。。
これからは、また通常のブログに戻りますのでよろしくお願いします。
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毎月第二土曜に参加させて頂いている、NHK文化センターの「関西 洋風建築めぐり」
11/10は、奈良の老舗旅館「菊水楼」でした。
近鉄奈良駅から三条通を西へ歩いて10分。奈良公園の一角に「菊水楼」さんがあります。


本館明治35年完成、

奈良の風景に似合う、落ち着いた佇まいです。




趣のある木の階段を登って最初に通して頂いたのが3階の大広間。110帖もの広さで舞台まであり舞などが披露される事もあるそうです。
三班にわかれ各部屋の見学。二階客室へ。
「丸窓の部屋」

折り上げ天井が柔らかさとゆとりを醸し出しています。

低めの欄間も隙間が綺麗です。


丸窓が醸し出す光が柔らかい。。

洗面所のタイルも部屋の雰囲気に合っていました。
こちらは「竹の間」
随所に竹が施され、シャープな感じが気持ちいいです。




傾斜地に建つため少し階段を降ります。菊の模様をあしらった手摺がなんとも粋です。

「楓の間」


「仏堂」の気配漂う柱は、廃仏毀釈により破壊された寺院の遺物を用いたもの。
このように菊水楼には随所に模倣ではない、本物の寺院の部材が使われているため、なにものにも変えがたい落ち着きがあるのだと思います。

「春日の間」
24帖の広さのゆったりしたお部屋





窓の向こうには同じく奈良の老舗ホテルの「奈良ホテル」が見えます。

最後は大広間でお茶とケーキ。

随所に菊の模様の施された老舗ホテル。。こんなホテルでのんびりと過ごせる日があったら幸せでしょうねぇ。。


ブログ友達の記事です
m's diary 「菊水楼」ひろの東本西走!? 「菊水楼」講師の川島先生が、菊水楼について書かれていますのでご参照ください。
(菊水楼HPより)「奈良・菊水楼の建築について」ふと、石山寺山門にあった、「三日月楼」という旅館を思い出しました。
いつ頃の建築かはわかりませんが、木造の趣ある旅館だったのに数年前に解体され、現在は急斜面に住宅が建っています。。。
石山寺山門前も随分変わりました。
法隆寺駅からバスで10分余り、さらにそこから15分位歩くでしょうか。。
畑の中の青い建物が「樸木(あらき)」さん。

「門前だからと手抜きせずだしが命でやっております」と言う唄い文句に惹かれ、法隆寺門前の「松鼓堂 堀本」と言うお店に入ってみました。

奈良名物 「茶粥」「柿の葉寿司」 奈良吉野名物「くずきり」。。 そして何故か「梅うどん」

マスコミでも紹介されていると言う、「もち入り茶がゆ」も気になるけど。。
梅干が苦手な私が 何故か 「湯葉入り梅うどん」を頼んで見ました。

梅が練りこんである「梅うどん」は梅色で、普通のおうどんよりも少し細麺でした。
さっぱりとさわやかなお味は、おいしかったですが、夏向きかなぁ。。(笑)

関西本線「大和小泉駅」すぐの商店街。
この道幅は街道を感じさせてくれます。

橋の手前のお地蔵様。

「コロッケ」の幟、左端に 手の絵が描いてあってつ「づくり」と書いてます(笑)



ここは法隆寺の手前の無人販売所

このカブトムシとっても大きいのです。


JR法隆寺駅前の商店街
右側の建物に時代を感じます。商店が長屋風に入っているタイプですが、残念ながら営業されていないお店が殆どでした。

斑鳩で明石焼もいいかも?

斑鳩の三塔 最後のひとつは、おなじみ「法隆寺」
ここへ来るとバスのツアー客さん、修学旅行生がいっぱいで 前出の「法起寺」「法輪寺」のようなのどかさは少なく、観光地。。といった感じがします。
中学二年生の校外学習で訪れて以来の「法隆寺」
記憶に残っていたのは、壁だけで 塔も夢殿も始めて見るような気がしました。


<夢殿>


「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」と読まれたお寺ですが、柿の木は近くに見当たりませんでした。
広い境内、当時は柿の木のあるのどかなお寺だったのでしょう。。

斑鳩の里には、三つの塔があります。
一つ目が昨日の コスモス畑に建つ「法起寺」
二つ目のこちら「法輪寺」は 柿畑の中に、塔がありました。


なんとも秋らしい風景です。
このあたりには柿、柿、柿 柿の鈴なりで、食べたくなってしまいました。
娘は、若い女の子らしく、カフェ・パン・スィーツ 大好き。
奈良へ行こうと決めたら、あちこち検索。
私も
食べることは大好きなんで、娘についていきました。
お昼は「東向商店街」にある「おしゃべりな亀」
オムライス専門店。


二人とも「トンカツオムライス」
でも ソースの好みが微妙に違ってます。


ここは、有名なお店で、つきたてのお餅が
食べられます。
アンコの甘さが丁度いい感じで、とってもおいしかったですよ~
一個じゃ足りない。。。



「奈良町」北、猿沢の池近くにある「カフェたまき」の「焼プリン」も有名ですって。
カラメルのほろ苦さと、プリンのコシがなかなか珍しくっておいしかったです。
ただし、単品で「焼プリン」だけを注文すると、嫌な顔されます(汗) お釣がいるようなお会計にすると不機嫌になられます。。
これで このお店の雰囲気大体わかりますね。。。。。




「パウンドハウス」
おっきなプリン。 これをカットしてもらいました。
とろけるような甘さ。。

ここでは「大仏あんぱん」
ずっしりと重いあんぱんには なんと300グラムのあんこが入っているのです。。
画像はありませんが、あんこの甘さが控えめでなかなかでした。




ここは「大仏プリン」のお店、 「カスタード」と「大和茶」をお持ち帰り。
とろけるプリン。。
朝は、高野豆腐、大豆の煮物。 お昼は控えめ。夜は野菜スープと言う、ダイエットをしてきた母娘ですが。。どうやら 最近ダメです(笑)
ダイエットは明日から~♪

近鉄奈良駅周辺を歩いて、目にとまった私の好きな建物たちです。


アール壁はやっぱり、町に優しい感じを沿えてくれると思います。

奈良の国道361号線沿と言うのでしょうか、東大寺の北西方向を歩いている時に、見かけました。
私の近所にはこういう類の市場はなかったので、よくわからないのですが、「公認市場」って事は奈良市が認めていると言う事になるのでしょうか。
この時は正面から写真を撮っただけでしたが、他の建物を探して歩いている時に 別の入口を発見。
なんだか 面白そう。

「何でも揃う安い店!」



大津で言えば、「大津マート」のような感じ。。
いいなぁ。。こういう雰囲気。
ただ、昼間だと言うのに お客さんは一人二人だったでしょうか。。

きっと、戦後、昭和30年代頃はごったがえしていたのでしょうねぇ。。
店を通り抜けると、最初に写真を撮った「東正面出入り口」に到着、
ふと見上げると「燕の巣」を大切に。。されていました。
こういう商店街はやっぱり人情味溢れています。



近鉄奈良駅近く、三条通にこのビルはあります。
竣工年月日 設計者などは全て不明です。

アーチ窓、壁の装飾に
近代建築を感じます。
店内はどんな風なんでしょ。。

オフィスビルだったと言う事ですが、今まで見てきた
近代建築からすると、左の部分でチケットを売っておられて、二階で映画。。と言う感じもするのですが。。どうでしょ。

