信楽高原鉄道 「勅旨駅」(ちょくしえき)
ここで降りたのも私一人。田圃の中にポツンとある小さなホーム。
聞こえてくるのは鳥の鳴き声。


「雲井駅」
駅舎よりもうんと高い背の木。
一体いつからここに居るのでしょう?
ホーム端からの姿。







駅を出てすぐ所にあった電話。 消えかけた文字は「公衆有線」
そういや高校時代このあたりから通っている人が言っていたなあ 「有線 有線」って。
今言う、有線放送とは違っていたはず。
次の電車まで時間があったから駅の回りを散策。


実はこの日、駅前の空地には、警察官が乗ったパトカーが止まっていました。
私は何もあやしくありません、何もしていません(笑) でも、こんな山の中の日中殆ど乗降客のない無人駅に降り立ち、カメラを持ってウロウロ。 ちょっとあやしいかもしれない。
ペーパードライバーなのに身分証明のために持ち歩いている「免許証」も今日は持ってない。
職務質問されたら? 問い詰められたら? 今日の旅程が崩れるやん。
かかわりたくない。。と駅舎の画像を思う存分撮ることが出来ませんでした。
ローカル線の旅をしていて、パトカーとであったのは始めて。
何もしてないけど、出会いたくないものです。

両親は随分といろんな所へ連れて行ってくれました。
それは今なき「八瀬遊園地」であったり「枚方パーク」であったり、金閣寺、銀閣寺、三千院のような神社仏閣であったり。。
ところが何故か、大津市以外の滋賀県に連れて行ってもらった記憶がありません。
京阪電車沿線に住んでいたからなのか、交通費の関係からなのか。
だから 今頃になって やっと「近江鉄道」「信楽高原鉄道」なのです。
JR信楽線から、第三セクター「信楽高原鉄道」
「高原鉄道」 いかにもお洒落な響きです。


田園地帯を見下ろす風景が過ぎれば 緑に包まれた坂道をどんどん。。。体に響く気動車のエンジンを受けながら走ります。

貸切に近い状態でした。
心地よさに包まれ。。 写真? 帰りでいいかなぁ。。 なんて。。
思っていたら帰りの電車は高校生で満員。
学生さんの大切な足になっているようでした。

17年前の5月14日。 朝9時過ぎ 私は、石山駅前のバス停にいました。
「バスで行く? 電車で行く?」と話す女性グループの会話が聞こえてきました。
17年前、信楽では「世界陶芸祭」が開かれていて、連日たくさんの人で賑わっていました。
「あぁ。。陶芸祭にいかはるんやなぁ。。 」
午後 家に帰って、「信楽で電車が正面衝突して大変な事故になっている」と言うニュースを聞きました。
あ。。あの人達は、電車で行ったの? バスで行ったの?
それより 「昨日でなくって良かった。。。。。。。」
次女達はその前日、「電車で陶芸祭に行く」と言う校外学習を終えたばかりでした。
事故を起こした電車に乗る予定でした。
一日違いで難を逃れた話は、次の保護者会の時に報告され、卒業式でも話題になり、ずっと語り草となっています。
一日違っていたら、次女の学年はどうなっていたでしょ。

事故に遭われた方々は、この日をどんな思いで迎えられたでしょう。
お気持をお察致します。
一昨日5月12日、信楽高原鉄道はのんびりと走っていました。
事故の教訓をしっかりと受けとめ、安全運転をして頂きたいと思います。


「貴生川駅」(きぶかわ)
JR草津線 近江鉄道 信楽高原鉄道の駅。
草津線の駅舎って少し前までは木造駅舎だったはずなのに、大半が建替されているのが残念です。
近江鉄道
何度か写真を撮っているけど、正面写真は始めて。


信楽高原鉄道




JR信楽線、信楽高原鉄道になってからも一度も乗ったことがありません。
信楽は車で行くところ。。
駅前にはこんなお店がありました。
「貴生川ラーメン」っておいしいのかなぁ?


