駅舎はホーム部分と切符売り場のあるあたりだけだと思っていましたが、左隣接の「昆虫館」は廃線当時駅舎でした。
平成8年(1996)、廃線の5年前に二階に昆虫館を併設した駅舎に改装されました。
下調べが甘く、ホームに比べ新しく雰囲気が違うそこもが駅舎だと思わずに写真を撮りませんでした。
駅舎一階だった部分は売店になっていて、 どうやら二階に展示があるらしい、そういや鉄道資料が展示してあると書いてあったけど。。あらまぁ昆虫館と一緒?
二階への階段にすでに蝶々の展示が見えています。
昆虫の中でも、特に苦手なのが蝶々。図鑑、テレビで見ているだけでも鳥肌が立ち、たとえ漫画のような「絵」であっても気持ち悪い。。
んーー どうしましょ。 ここまで来て 鉄道関連の資料を見逃してしまったらもったいない。。


名鉄谷汲線終着駅 「谷汲駅」
保存車両の運転席から伸びる線路。
ホームの先から伸びる線路。
線路はどこまで続くのでしょう。

廃線になっているとは言え、ホームから降りて線路を歩くわけにはいきません。
列車の横の道を歩きます。

後ろに見えるは、旧谷組駅。
ここからは、歩いてもよさそうです。


線路ははがされているけれど、綺麗に線路敷がわかります。
お手入れされているのでしょう。 しばらくはとても歩きやすい。

ん? 草が少しずつ増えてきます。
草むらになってきてる。
どうしよっか。行ける所までいってみよっか。
でもすぐに引き返します。

廃線跡歩きは、草が少なくなってからがいいでしょうか。
それなりの恰好をしていかないといけませんね。
2001年(平成13年)に、全面廃線となった、名鉄谷汲線。駅舎が保存されているだけでなく、車両も保存されていて、その時代にそのまま戻れる視覚を強めてくれています。



「モ514」大正15年(1926)に製造されたという車両。
丸いヘッドライト、丸窓 そしてなんと言っても車両の両端が半円型とも言える程に丸くカーブしています。
カッコいい、シャープさなどを求める現在の車両と違い、まぁるくまぁるく、優しくかわいい車両。
まるでおとぎの国の列車のようなものが、町を走っていた時代、そんな時代に戻ってみたいと思うのです。
「名鉄旧谷組駅」



大正15年(1926) 谷汲鉄道が黒野 - 谷汲間を開業
昭和19年(1944) 名古屋鉄道が谷汲鉄道を合併。谷汲線となる
平成13年(2001) 全線廃止
名鉄 谷汲駅は当時の姿を残して保存されています。