
永吉川橋梁跡から続いていただろう築堤の横に自転車道が続きます。
主人の育った地域に「南薩鉄道」という私鉄が走っていた事は、廃線跡に興味を持ち始めた頃に知りました。
聞けば、のんびりのんびりコトコトコトコト揺られながら何度も乗った記憶があると懐かしそうに話してくれたのでした。
今回目指す場所は南薩鉄道の走っていた場所でもあるのですが、土地勘がまったくありません。
そして 義弟がまた車を停めてくれました。

案内板に沿って真っすぐ道路が伸び、それに沿うように廃線跡らしきが続いています。

「南薩鉄道」

南薩鉄道は、鹿児島本線の伊集院より薩摩半島を縦断し、枕崎に達する49.6キロの本線、加世田~薩摩万世を結ぶ万世線2.5キロ、阿多~知覧を結ぶ知覧線16.3キロ 総延長68.1キロにも及ぶ大きな路線でした。
終戦直後からは輸送需要も増え、昭和30年頃には最盛期を迎えましたが、昭和59年(1984)に廃線となりました。
意外に、廃線時期が 比較的最近であり結婚後も走り続けていた事で、もう少し、鉄道に興味があれば乗車する事が出来たのではと思ってしまいます。