近江鉄道からバスで数分のところに「近江日野商人の町」があります。
「滋賀県の東部、湖東地方の各地から江戸時代より排出した商人を近江商人といいます。
天秤棒一本の行商から始めて財をなし、千両の富を得てもなお天秤棒を肩に行商に出たことから近江の千両天秤と呼ぶようになりました。
近江商人の中でも、日野地方出身の商人を日野商人と呼び、他の近江商人と比べ出店数においては群を抜いていました。」町並はいくつかの集落にわかれています。



日野町に寄贈された日野商人「山中兵衛門家」の邸宅が資料館となっています。


日野商人は最初「日野椀」を商いの品としていましたが、その後「薬」へと変わり この薬でかなりの利益をあげることとなったそうです。




今も人、住んでおられるのでしょうか? 木戸は閉まっていましたが子供の自転車が置いてありました。


このあたりの水は今でもおいしそう。。。




「日野祭」と「日野祭の日の桟敷窓」については
「京都de日記」の
「日野祭①」 「日野祭②」 「日野祭③二雁」 「日野祭④(桟敷窓)」 「ビバさんのあれもこれも」
「日野祭①」 「日野祭②」 「京都あちらこちら」
「日野祭③」 をご覧ください。
特にこの桟敷窓が一年に一度のお祭の日のためだけに作られていると言うこと、そしてお祭の日の晴れやかさ。。。
「お祭」を大切に、楽しみとする日本人の心が見えます。
日野の町を散策するには 近江鉄道日野駅を出て左の観光案内所でマップを頂くと便利です。
近江鉄道「日野駅」
ここは終日有人駅。観光する場所が近いこともあって他の駅と比べると人の多い駅です。
駅舎シリーズちよっと休憩。
近江鉄道にいろいろなかわいい車輌が走っています。


近江鉄道唯一の転換クロスシート車輌
この車輌に乗れたらラッキーなんだそうです。
そういえば、何度も電車を乗り換えたけど、これに乗れたのは一度っきりだったなあ。
この形と色合いは素朴でかわいい。。

ダイドーコーヒー 広告車輌。




琵琶湖色車輌。

ライオンズ模様車輌。

フジテック広告車輌。
「フジテック」と言うのは エレベーター大手製造会社です。
実は2006年3月 「フジテック」の本社が彦根市に移転して来るのに伴い建設され「フジテック前駅」と言うのが新しく出来ました。
総工費5400万円のうち駅舎分の4000万円をフジテックが負担したとのことです。
このほか近江鉄道は 1989年「水口松尾駅」
1990年「大学前駅」

1991年「京セラ前駅」

2004年「河辺の森駅」と言う新駅が出来ています。
滋賀県東部の県民の足として いつまでも残っていて欲しい私鉄電車です。
新八日市駅から四つ目「桜川駅」
その昔からそのまま残っている。。素朴な味わいのある駅です。




田園地帯の中にある駅。駅のまわりも駅から見える風景も、のどか。。です。




駅風景を撮ろうと、まわっているとベンチに高校生のカップル。
抱き合っている様子が見えてしまいました。
。。。
田舎の無人駅であふれる恋心を暖める二人。。
遠慮して私は待合室で休憩。。

暫くして遠回りをしてベンチに近づこうとすると、もう高校生カップルはいなくなっていました。。。

走って「太郎坊宮前」駅に着いたけど、電車は行ったあと。
あとの予定が詰ってる。
駅舎のベンチで化粧をしている高校生に「次の新八日市の駅って歩いたら遠いです?」と聞いてみる。
「え?。。 ん~ ちょっと待ってください」と時刻表のようなもののページを繰って「あ~ でも700メートルって書いてありますから。。」
「あ 電車待つより早いですよね?」「あ。。まぁ。。」
線路沿いの道をそのまま真っ直ぐあるけ新八日市の駅に着く事を教えてもらって、また走る。。
ん~ このあたりの高校生って親切だなぁ。。
走る走る。太郎坊宮に上がった直後に走る。。
新八日市の駅が見えて、足を止めた時には もう足はガクガク。。。。
これこれ。。 素晴らしい駅です。
1913年(大正2年)12月29日開業。
あの
「門司港駅」よりも古い駅舎です。
この駅舎は、近江鉄道八日市線の前身、八日市鉄道の本社が置かれ、近江八幡から伸びてきた線の終着駅でもあった由緒正しき駅なのだ。後に近江鉄道に合併され、八日市-新八日市の連絡線もできると、新八日市駅は衰退していったという。またかつては、この新八日市駅からは西に延びる「飛行場線」という支線もあり 歴史ある駅です。

庇部分の装飾が凝っています。
角が曲線になっている石の階段。 優しさを感じます。








入場券を求めて駅に入る時代から、ほぼ無人駅へ。。


次の電車まで時間があるので太郎坊宮への参道を少し歩いてみます。


のどか。。 静か。。

太郎坊宮さんの「御神田」です。


澄んだ空気を浴びながら、とうとう石段まで来てしまいました。
今から急いで引き返さないと電車が。。
でもここまで来たんです。
えぃっ!
近江鉄道太郎坊駅から北へ約1.1km、標高350mの巨岩が露出した赤神山の中腹にある通称『太郎坊宮』は、『太郎坊さん』の名で親しまれています。
『太郎坊』とは京都鞍馬の次郎坊天狗の兄天狗でこの社を守護していると言われています。約1400年前の開基と伝えらています。
参道から約740段の階段を登ると本殿にたどり着きます。<太郎坊宮サイト>740段の石段の始まり。。。

奉納された木の鳥居の下を歩きます。。。

やっと何か見えてきたよ。。

夫婦岩


眼下には蒲生野が広がっていました。

本殿の画像は? 失敗しました。。(汗)
そして大急ぎで下山。
はぁ。。はぁ。。
駆け足で登ってきたのは岩肌の見えている山の中腹でした。

近江鉄道は滋賀県南東部を走る私鉄。
JRとの連絡駅は「近江八幡」「貴生川」「彦根」「米原」。
通称「ガチャンコ」
滋賀県に住みながら乗ったのは一度きり、それも途中の「八日市」までです。
土日は一日フリー乗車券が発売されます。
駅舎を訪ねながら、気になる町を歩いて見ることにしましょ。

近江八幡発8時24分。JRの駅につながっています。



ゆっくりゆっくり走る電車から見える風景は、のどか。。


「太郎坊宮前駅」下車。


駅前風景。

バス停かと思ったら。。


バスの変わりにタクシーが来るって? 30分前に予約?
でもタクシーじゃないんですよねえ。。

駅前に太郎坊宮の鳥居、そして参道が続いてます。
太郎坊宮は正面に見えている山の中腹にあります。
大津マートの出入り口にある「イロハ堂」
ケーキ屋さんです。
ここのケーキ なつかしい味がするって聞きました。
なるほど デザインも色もなつかしい。 決してお洒落じゃなく素朴な感じ。



なんといいましょう。まじりっ気のない味? そのままの味。 飾らない味。
「昔のケーキの味」って言うのでしょうが。。
大津駅の近くに この商店街にあった「バロン」と言うケーキ屋さんが移転しています。
よぅし。。 買ってみよう。。楽しみです。
子供の頃、親に連れられて数回行った、あのお店。
アーケード商店街の横の、細い細い路地を入ると お店が三つ四つ。。同じ建物の中に入ってる。
今じゃ「テナント」形式で珍しくないけど、あの頃は恐らく珍しかった。
子供の私には もっと不思議な空間だった。
あの頃から くら~くって。。
数えるほどしか行っていないのに、いまでも心の隅に不思議な空間として残っている場所。
丸屋町商店街。

こんな中を歩いていくんですもの。
子供には恐ろしかったに違いない。

そしてアーケード商店街の横の道に出てくる。。

今でも「そこ」は健在でした。
あの頃のまま。。
でも多くのお店はシャッターが降りてました。
誕生日に娘と
食事をしたお店の向かいに、ケーキ屋さん発見!


ショーケースの中には、美味しそうなケーキがずらり♪
滋賀県のケーキ屋さんにしては種類も多い♪
迷い迷い。。

娘と「山科にも<ローヌ>ってチーズケーキで有名なお店があるんよ。。」と話しながらお会計を待ちました。
会計を済ませると、「ローヌ知っててくださるんですか? 主人はローヌで16年修行して独立したんですよ」。。。とお話してくださいました。
へ~。こりゃまた偶然の出会い。



どれも、綺麗でおいしかったです。
