「ピュ~と開ける小豆の缶詰ない?」と年配の女性のお客様に尋ねられました。
この手の質問にはもう慣れました。 リングプルで開けられる缶詰の事だなぁ、、多分。
「あ、どうでしょう?」と小豆の缶詰をいくつかひっくり返して「あー 全部缶切りで開けないといけませんねぇ。」。。。。。。「あ、そうでしたら袋のアンコはいかがですか?」と ご案内して、「これだったらハサミで切ったら開けられますよ」と。。。
「あー これいいな」と年配の女性は納得してお買物籠に入れられました。
質問された時に、この方は缶詰を開ける事が難儀なんだ、と判断し、何かいい方法がないかと考えてご案内する。
これは、勿論「仕事」ですし、いつも言われている「最高のおもてなし」の一環かもしれません。
でも、私がその時、何を思って女性の立場に立ってご案内しようとしたか、それは「父母、舅姑」とつながったからです。年を重ね、少しの事に不自由を感じるようになり、困ってしまう。。 かわいそうで気の毒でならない気持ちが自分の中に響くから、心から一番いい商品を見つけてあげたいと思うのです。
「この ハイボールって辛いの? これ飲んではったと思うんやけどなぁ。これこうて飲まはるやろか」
「今日 嫁さんの誕生日やさかいな、これ24本にしようかなぁ」。。。と 質問は 初老の女性。
「あー でも24本。。お好みでなかったら勿体ないですしねぇ。。 いろいろ混ぜて見られたらいかがです?」
私の仕事はアドバイザーでも販売士でもありませんが、売場で仕事をしていて こういう質問、相談をされると、つい情が入ります。 <折角のお姑さんの好意を、お嫁さんに出来るだけあたたかく通じるようにしてあげたい>
年末の忙しい最中、事務的に応対すればいいかもしれないけれど。。
あの日、お嫁さんは喜んでくれたかなぁ?。。
ここ数年で私の周りの環境は随分変わりました。
環境の変化の中で、いろんな人気持ちがわかるようになった気がします。
10年は ひと昔。
この先10年に対しては、不安の方が多いのが正直なところ。
それでも、こうして1年の終わりを無事に迎えられる事に感謝です。。
みなさん、今年一年ありがとうございました。。
よいお年をお迎えくださいませ。。
10日以上 御無沙汰になってしまいました。
時間を見つけては、年末大掃除してます。
仕事帰りにこんな本を見つけて買ってしまいました。
本当に いつか夜汽車で。。トワイライトエクスプレスで札幌に行きたいと思います。。
山陰海岸ジオパークを旅したのは10月18日~10月20日。日中は薄手の長袖一枚でちょうどいい季節だったのに、時は12月。年の瀬。紅葉の季節も過ぎ冬になりました。
旅記事は46件にも渡ってしまいました。
たった三日間の旅 何をそんなに書くことがあるの?と言われそうですが、私としては三日間の旅で見たもの、感じた事のすべてを写真と言葉により記録したという満足感があります。
山陰を旅しようとする人の、ほんの一件でもほんの一行でもが参考になれば、とても嬉しいなぁと思っています。
「ジオパーク」と言いますが、観光地というより、人々がその景観の中で一生懸命生活している場所なんだと感じました。小さな漁村をたくさん見ました。 日常的にイカ干し風景があるのならそれは「生活」です。威勢のいい競りも生活です。 景観の中の生活をたくさん見せて頂きました。
ブログ記事を書きながら、次々浮かんだ反省点。
写真はもっと丁寧に撮るべきです。露出、ピント、構図 どれもがひどいものでした。
感じたものを素直に表現するためには、恐れずに近寄ること、緊張感を持つ事。
人の目、人の口を恐れてはいけません。
感じたものが、写真に撮れてない悔しさを何度も感じました。
時間を大切に。
見終えたのに同じ場所に30分も1時間も滞在している事が何度もありました。
いくら交通の便がよくない地方だと言っても、30分も前からバス停・駅で待つことはないんです。
無駄に過ごした時間がたくさんありました。
鳥取砂丘で砂丘会館からのリフトにのればよかった。岩美駅から岩井温泉までタクシーで往復すれば良かった。。。
私の旅スタイルの反省点盛りだくさん。
今度は、もっともっといい旅にしましょう。
旅中、親切な言葉をくださったみなさんありがとうございます。。
鳥取砂丘まで車を飛ばしてくださった、「ペンションすまいる」の太田憲治さんどうもありがとうございました。
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<山陰海岸ジオパーク女子旅モニターツアー>
お土産って、全国共通のようなものが多く残念なのですが、鳥取しかにない これ!!ってお土産が「砂たまご」
鳥取の昔ながらの放し飼いの鶏から産まれた卵を、地元鳥取の因州和紙でつつみ、250度の高温で25分間じっくりと焼き蒸して作られています。



蓋をあけてみると、卵を包んだ因州和紙は少し焦げ目がついていて。。香ばしいかおりが漂ってきます。


そう~と出してみると、赤たまご。

シミは、たまごにもともとついていたものなのか、製造工程でついたものなのかわかりませんが手作り感があって、
食欲をそそります。

厚めの皮を剥くと、たまごにも焦げ目がついていました。

黄身は濃い目。
食感は、白身コリコリ 黄身ホクホク。
燻製のような感じがするのは、「焼き蒸し」という製造方法のおかげでしょうか?
「砂丘の砂で焼き蒸した砂たまご」 これは、砂丘のお土産としてユニークで最高だと思います。
(有)ふくべむら特産品本舗
日頃お世話になっている方へのお土産。
自宅用は「砂たまご」と、浦富海岸遊覧船乗り場で買った「スルメ」
焼いたらクルクルっと巻いてしまったけど、串を打って焼くのがいいでしょう。
田後の漁村で頂いたような肉厚のスルメは柔らかくっておいしかったです。



こちらは、一日目の夕
食。鳥取駅で買ってきました。



季節を問わずにカニを味わえる事は、嬉しいことです。。
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<山陰海岸ジオパーク女子旅モニターツアー>
鳥取駅は始めてではありませんが、いつも通過駅であったり、夜だったりして駅をしっかりと見たことがありません。 今回もそう。
ただ、鳥取駅は高架駅で都会らしさが漂っています。駅周辺にも大きなビルやビジネスホテルが多く建ち並び、同じ県庁所在地の大津駅とは比べ物にならない。。 県庁所在地で大津駅より小さい駅って見たことないなぁ。。


改札を出ると、イベント中でとても賑やかでした。。


ここからは「特急スーパーはくと」で一路、京都まで。
特急に乗るなんて、超お得切符が発売されている時位なので、京都までの快適旅がこの旅の最後の楽しみ。。♪




ヘッドカバーも、清潔で絵がプリントされています。

幸運にも先頭車両だったのですが、時は夜。。
夜の特急って勿体ないなぁ。。 さりとて明るいうちに帰るのも勿体ないし。
鳥取駅で買った駅弁は「ゲゲゲの鬼太郎 風呂茶漬け牛まぶし」
あまりに楽しい旅に満足で、気持ちも明るくなってしまった♪



鳥取牛を使用し、目玉のおやじに見立てた豆腐竹輪と練り梅。
ご飯は茶飯。キャラクターモノなのであまり期待はしていなかったのですが、牛肉が程よく甘辛い味付けで、お世辞抜きでとても美味しかったです。
電車の中で有田焼のお茶碗でご飯を
食べるというのもなかなか不思議な感覚でいいものです。
このお茶碗 なかなかかわいく、いい形をしていて自宅で重宝させてもらってます。


山陰3日間の旅。
いつもの駅舎めぐりと違い、非常にバラエティに富んでいて充実していました。
疲れを感じる事も無く、特急電車滞在を、しっかりと楽しんで帰路に着きました。
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<山陰海岸ジオパーク女子旅モニターツアー>【- 鎧駅 - 餘部駅 - 久谷駅 - 浜坂駅 - 諸寄駅 - 居組駅 - 東浜駅 -
岩美駅 -】
鳥取砂丘 - 浦富海岸 - 岩美駅 - 岩井温泉を結ぶボンネットバスから、今回の旅の最終目的地が見えてきました。

正面に見える赤い瓦屋根の駅舎。
古い駅舎を訪れる事が大好きですが、こんな風にバスの車窓からアプローチする事は、稀です。
電車を降りてホームに立ち、あたりを見回しながらわくわくしながら、駅舎の外に出てみるのではなく、いきなり風情ある駅舎との対面です。。
緑の山と、赤い屋根のコントラストがいいなぁ。。
<山陰海岸ジオパーク女子旅モニターツアー> 鳥取砂丘からボンネットバスで「浦富海岸遊覧船乗り場」について4時間後、やっとボンネットバスがやってきました。でもボンネットバスに乗るために過ごした時間に無駄はなかったはず。。
食べて、乗って、歩いて十分楽しみました。

一路岩美駅へ。。


今度はボンネットバスの車窓から、網代旧港、浦富海岸を感じます。


城原展望駐車場停車、バスを降りゆっくりと海を眺めます。

バスがやっと通れる程の道を走り、さらにヘアピンカーブ。
ここがボンネットバスの強み。。

小さな入江の小さな漁港 「田後」

断崖にへばりつくように家々が並んでいて、急な階段を登ったところにあるお宅にあがらせて頂いて、漁村の様子、昔の様子を綺麗な奥様がお話してくださいました。


肉厚の柔らかいスルメと、お茶。。
まさか、漁村の方と、触れ合えるなんて思いもしていませんでした。

こちらは 田後の昔のお正月風景に再現だそうです。
ボンネットバスは、移動手段だけではなく、鳥取砂丘、浦富海岸、田後の漁村に触れられる。。バスに乗っているだけでも十分に楽しめる優れものでした。。

「田後」もゆっくり歩いてみたい町です。。。。。
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<山陰海岸ジオパーク女子旅モニターツアー> 浦富海岸遊歩道から、脇道に入ると続く細い道。
現在は海側に開放感のある綺麗な道路が出来ていますが、その昔はこの道しかなかったようです。
しばらく歩くと、トンネル=隧道 が見えてきます。

延長49.3メートル 幅員3.00メートル
開通1912年 大正元年
この隧道が出来る前は、網代と沓井の間は険しい断崖で、その崖に這うようにつけられた「坂越八丁」と呼ばれる細い道しかありせんでした。明治40年に当時の網代村長がこの崖に隧道を通すことを思い立ち、大正元年に念願の隧道が完成しました。
トンネル入口付近(北側)には祠が祀られています。

反対側には、椅子が二つと、洗い場が隧道にくっさいています。
手前のお宅は、煙草屋さんだったようです。


出口付近(南側)には自転車や、一輪車が並んでいる。。
ん~。。管理補修のために置かれているのか、私物なのか? いずれにしても庶民的で地元の人々の生活に密着した隧道である事が感じられます。




こちら側にも祠が祀られていました。



隧道を出て数メートルのところにある、こちらは殉職者のものなのか、地元の方のものなのか気になるところです。

現在の道路。
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