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鉄道記念物 「旧逢坂山ずい道東口」 (滋賀県大津市)

JR大津駅からだと歩くと15分位かかるでしょうか。
旧東海道(国道1号線)線沿を少し入ったところにひっそりとあるのが「旧逢坂山ずい道東口」

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「このずい道は明治11年10月5日から、又同年12月5日西口からそれぞれ掘さくを始め、約1年8ヶ月の歳月を費して明治13年6月28日竣工したもので、大正10年8月1日線路変更により廃線となるまで、東海道本線の下り線として使用されていたものであります。
船長664.8mにおよぶこのずい道は日本人技術者が外国技術の援助を得ずに設計施工した我が国最初の山岳ずい道として歴史的な意義をもつものであります。
坑門上部にある石額は竣工を記念して時の太政大臣三條実美の筆になるものであります。

日本国有鉄道 昭和36年10月14日建設 」

「大正10年8月1日線路変更により廃線となるまで。。。」
使われていたというのですが、大正10年に作られたのではなく、大正10年に使われなくなったものが、こうして残されているといのうですから、これは珍しい。

それほど古いものが、車の往来の激しい国道沿にほとんど人目につくことなくこの大津に残っているという事は、本当は、大津の誇りではないかと思ってしまうのです。



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トンネル内は京都大学による地震測定の研究が行われているとかで、入口から10mほどで閉鎖されている。
先ほど築129年と書いたが廃止からでも既に88年が経過しており、この長い時間の間には廃トンネルとしても様々な変遷があった。廃止後しばらくの間は通路としての利用があり、戦時中には戦火を避ける為に工場が置かれ、戦後の一時期は住居を失った人々が住み着いたりもしていたそうだ。そして昭和30年代に名神高速の建設工事によって西口が埋められ現在に至る。
扁額に刻まれた碑文は三條実美の揮毫による「楽成頼功」。「落成」ではなく「楽成」となっているのは落盤に通じる「落」の文字を避けたからだと言われている。




人がたくさん押し寄せるようになっても困りますが、興味のある人にはもっと知って頂きたく思います。



参考URL → http://haisentn.s78.xrea.com/oosakayama/1.htm
関連記事

ここは蝉丸神社とセットで行きたいですね。
[ 2009/10/05 21:44 ] [ 編集 ]

★うてきなぷりぱさん

過去記事と合わせて見ていただいてありがとうございます。
このあたりへは、JR大津駅で降りると便利です。
[ 2009/10/05 22:20 ] [ 編集 ]

大津の旧東海道線ルートは、目を凝らすとちょこちょこ過去の遺構が出てきますね。
京津線からも、旧東海道線のレンガ造りの橋台が見えると思います。

このトンネルについては、やはり西側が残念というか何というか・・・。当時の時代背景では仕方なかったと思いますけれども。
[ 2009/10/05 23:13 ] [ 編集 ]

知りませんでした。
凄い!
もっと知られるべきでしょうね。
[ 2009/10/06 08:03 ] [ 編集 ]

★karesansuiさん

さすがにkaresansuiさんお詳しいですね。
この近くの国道沿にも煉瓦の遺構が少し残っているのですが、交通量も多くうまく写真が撮れませんでした。
京津線からの橋台は気づいていませんでした。
さがして みます。
[ 2009/10/06 19:34 ] [ 編集 ]

★sango さん

私も大津に生まれ育ちながら、知ったのはごく最近ネット検索中でした。
鉄道ファンでなくても、大津市民は知っている位の知名度があってもいいのになと思います。
いつまでも、残っていて欲しいです。
[ 2009/10/06 19:35 ] [ 編集 ]

ワタシも逢坂にこんな遺蹟があったなんて、全く知らなかったデスよ~!!(>_<)
中々興味深いトンネルですね~。
先まで進めたとしても、やはり暗闇の中へは怖くて行けない(汗)
[ 2009/10/06 20:27 ] [ 編集 ]

旧線は

ここで逢坂山を抜けて、ヴォーリズ住宅M邸の前を通っていってたのですね。
今度行ってみたいと思います。

「・・・であります」という文体が時代を感じさせます。
あの説明板は昭和36年製なのでしょうか!?
[ 2009/10/06 22:00 ] [ 編集 ]

いいですね~

この”日本国有鉄道”の案内板を見に行きたいと思いました。
(変ですかね?)
近いうちに行ってみます。
[ 2009/10/07 19:13 ] [ 編集 ]

う~む・・・

これはすごいですね・・・!
ジュラルミン(?)の扉に堅く閉ざされているのが気になります。

80年以上も閉ざされているんでしょうか・・・?全長664.8mの全貌、ぜひ見てみたいもんですよね。

何かの機会に公開されたりしないもんでしょうか・・・。
JRも忘れてるんじゃないでしょか、この隧道のこと。
[ 2009/10/07 20:53 ] [ 編集 ]

★うさぴょんさん

いったい、大津市民の何割が知っているでしょうねえ?
多分1割にも満たないような気がします。
なんか寂しいですねぇ。
その昔のように、通れるようになって、散策できるようになるといいのにねぇ。
[ 2009/10/07 21:26 ] [ 編集 ]

★ぷにょさん

> ここで逢坂山を抜けて、ヴォーリズ住宅M邸の前を通っていってたのですね

そうそう。。そういう事になりますね。改めてぷにょさんのM邸記事を読ませていただきました。
あのお話とつながる事、うっかりしてました。


> あの説明板は昭和36年製なのでしょうか!?

説明板の感じからして、当時のままのものだと思います。
参考URLを記事中に付け加えておきました。
[ 2009/10/07 21:38 ] [ 編集 ]

★taketonさん

> この”日本国有鉄道”の案内板を見に行きたいと思いました。
「国鉄」って響き、何時の間にやら、古い響きになってしまいました。

taketonさんなら自転車ですぐに見にいけますね。。
記事を楽しみにしています♪
[ 2009/10/07 21:59 ] [ 編集 ]

★dendoroubikさん

> これはすごいですね・・・!
> ジュラルミン(?)の扉に堅く閉ざされているのが気になります。
>
> 80年以上も閉ざされているんでしょうか・・・?全長664.8mの全貌、ぜひ見てみたいもんですよね。
>
> 何かの機会に公開されたりしないもんでしょうか・・・。
> JRも忘れてるんじゃないでしょか、この隧道のこと。
[ 2009/10/07 22:09 ] [ 編集 ]

★dendoroubikさん

> 何かの機会に公開されたりしないもんでしょうか・・・。
> JRも忘れてるんじゃないでしょか、この隧道のこと。
忘れていそうですね(笑)

別の考え方からすれば、このようなものが人知れずに残っていると言う事が大津の魅力でもあるかもしれませんね。
秘められた魅力。。♪
[ 2009/10/07 22:14 ] [ 編集 ]

本日行ってまいりました・・

残念ながら看板等が新しくなっていました。
でも解説を読むと手掘りで開通させたことなどが
書いてあり、改めて先人の凄さを感じました。
画像アップしてますのでまた覗いてみてくださいね。
[ 2009/11/05 19:01 ] [ 編集 ]

★taketonさん

ブログ記事早速拝見させて頂きました♪
看板。。何時の間に。。? 
私が訪れたのは1年以上前ですから、その間に変わってしまったのですねぇ。 う~む。。。
残念でしたねぇ。
でも ずい道そのものが大切にされている証拠でもありますね。

またコメント入れさせて頂きますね。
[ 2009/11/05 23:19 ] [ 編集 ]

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